小麦を避ける食生活だと、ギョウザを食べる機会はほとんどなくなりますよね。
たまにはギョウザも食べたい、でも皮が小麦だから食べられない・・・
そんなふうに諦めている方は多いかと思います。
でも、ギョウザの皮は米粉でも作ることができます!
実際に作ってみて分かった、米粉ならではの注意点や味の感想をお伝えします。
米粉の特徴
小麦粉に水を加えてこねるとグルテンというたんぱく質ができます。
小麦粉の生地に粘り気や弾力を与えているのが、グルテンです。
しかし、米粉に水を加えてこねてもグルテンはできません。
そのため、米粉だけで生地を作ると、まとまらなかったり、伸ばそうとするとちぎれてしまったりするのです。
米粉の生地を扱いやすくするためには、片栗粉を使います。
レシピを調べてみると、片栗粉の加え方には2通りありました。
- 水で溶いた片栗粉を火にかけて、ジェル状になったものを米粉に混ぜる。
- 米粉と片栗粉を先に混ぜておいたところに、熱湯を少しずつ加えて混ぜる。
今回は、米粉パンを作るときにも使っている、1の方法で作ってみました。
ギョウザの皮の作り方と注意点
材料と作り方
事前準備
◆水分調節用のお湯をわかしておく
◆ギョウザの具を作って冷蔵庫に入れておく
材料
●米粉 50g
●塩 小さじ1
●片栗粉 大さじ1
●水 100cc
●打ち粉(片栗粉) 適量
作り方
- ボウルに米粉と塩を入れ、箸などでよく混ぜておきます。
- 鍋に片栗粉と水を入れ、ゴムベラで混ぜながら過熱します。
- 2.がジェル状になったら火を止め、熱いうちに1.に加えてよく混ぜます。
- 手で触れる熱さになったら、手でこねてひとまとまりにします。
- 打ち粉をした台の上で、生地を8等分して、めん棒などで薄く伸ばし、丸く成形します。
水分が足りない場合は、熱湯を少しずつ加えて様子を見てください。
米粉が吸水すると生地は柔らかくなるので、水の加えすぎに注意します。
生地を作るときの注意点
ジェル状の水溶き片栗粉を加えてすぐは、あれ?と思うぐらい粉っぽく感じるはずです。
でも、こねるうちに米粉が吸水するので、案外ちょうどいい固さになります。
慌ててお湯を足さないことがポイントです。
また、成形時には片栗粉でしっかり打ち粉をしましょう。
伸ばす前の生地も、伸ばした後の生地もラップをかけるなどして、乾燥を防ぐようにするといいですよ。
具を包むとき・ギョウザを焼くときの注意点
具を包んだら、なるべくすぐに焼くようにしてください。
具の水分で皮が破れやすくなってしまうためです。
皮を作り始める前に、ギョウザの具を作って冷蔵庫にスタンバイさせておくことをおすすめします!
そして、焼くときは、一つずつ離してフライパンに並べましょう。
わたしはすき間を空けずに並べて焼いたので、皮どうしがくっついてしまいました。
焼き上がってから引きはがすのは、かなり難しいです!
まとめ
米粉を小麦粉代わりに使う場合、小麦粉の特性を、他の材料で補う必要があります。
また、薄くのばしたり、具をきれいに包んだりするためには、手際の良さも必要だと感じました。
でも、美味しいものを食べたい欲は尽きません(笑)。
何度も作って米粉の皮づくりを極めたいと思います。
食べられないものがあっても、食事を楽しむことをあきらめないでいきましょう!
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